アンティーク家具の
仕上げ直しについて
アンティーク家具の再生・・・
「アンティーク」とは、年代を経て品格があること、ノックオンウッドの製品は、自社工場の熟練の職人が一つ一つ心を込めて新しく作りあげたもの。それを、お客様のもとで長い年月を経て、アンティーク家具となっていくのです。
そんな大切にされていたアンティーク家具を、家族構成や住空間の変化により、買い替えをされたり手放される時があります。お客さまが、手放される時は、「とても大切にしていたのだけど、転居先の住居には入らなくて・・・どなたか大事に使っていただける方にお譲りしたい」とお話になります。そんなお客様の思いも込めて、職人が再び心を込めて再生します。
テーブルや、チェア、食器棚など種類によって再生工程はかわりますが、基本的な作業工程は下記の通りです。
既存塗装膜の剥離-木地調整
ノックオンウッドの家具は、ラッカー仕上げなので表面の塗装膜は溶剤で容易に溶かすことができます。
塗装膜を全て剥離した後、木地をペーパーで削り仕上げ直します。
引出底板交換及び引出・扉などの調整/ガタ直しなど
塗装膜を全て剥離した後は、木地の表面のざらつき等をペーパーなどで仕上げ直します。さらに、引出の底板は一番汚れやすい場所なので、引き取った製品は全て交換します。
また、長年使用している際の湿気などの影響により、扉や引出が堅くなったりしているので、職人の手仕事で調整します。
ノックオンウッド自慢のラッカー塗装
15以上の工程を丸2日間かけて、塗りあげます。
ラッカーに含まれるニトロセルロースとは、植物細胞の主成分であるセルロースを基本物質としているため時が経つにつれてだんだんと木部と同化し、風合いが増し味わい深いものに変わって行きます。
金具・ガラスなどの装飾品
基本的にアンティーク感を残すために、引手金具やガラスなどは現状のものを磨きあげ再度利用します。
但し、機構金具などで不具合などがある物については新しい物に交換します。
オリジナルアンティークフィニッシュ(オプション加工)
特製のオリジナルツールで、家具の表面をたたき長年使い込んだような傷をつけていきます。
「たたき傷、すり傷、虫食いの穴」など、を表現して行きます。
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